人はもしかしたら 自分の景色しか知らないかもしれない
だからあなたの心 ちゃんと見えていないのかもしれない
みんなもしかしたら 決められた世界だけを信じて
だからあなたの言葉 ちゃんとわかっているのかもわからない
私のフィルターから見える この空はきっと違う色
だけどもしあなたが望むなら そばにいて話をきくよ
口をつぐんだまま 瞳には何も映らないふりをして
どれだけの想いを 押さえ込んで窓を閉じるの
ほんの少し世界が交われば 新しい空見つけられるかも
だからもしあなたが望むなら そばにいて話をきくよ
同じ時を 同じ場所で
ただ過ごせることが 分け合えることが
手探りだとしても それでも
あなたが抱える大きなもの わたしが見過ごす小さなこと
少しずつ少しずつでも 一つずつ拾ってゆきたい
聞かせてよ
(2012.2)
- 曲解説
人の話を聞く時に、どれだけその人の感じている事を汲み取っているのかと疑問に思いました。
同じ言葉でも人によっては180度違うかもしれないし、受け止め方はそれぞれで。
感じた事を口にしても、それはまた別の人にとっては違う意味でとらえられるのかもしれない。
言葉という道具をうまく駆使できない事もあるかもしれないと。
受け取る方にとってはやさしい凶器になっているのかもしれない。
まずは相手の話を聞くことなのではないかと。
いろんな意見があって受け止めきれなくても、受け止めるのを止めてしまっては何の意味もない。
そんな風に自分自身反省して作った曲です。