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三線の思い出

ちょっと訳あって、ものすごく久しぶりに三線を触ってます。 かれこれ6年前、2008年の夏に沖縄から買った三線。 ちょうどカレッジを卒業してからカナダで働いていた時期で、勤務時間の短いバイトを3つ掛け持ってた。 その時「何か日本の楽器をストリートで弾いたら稼げそうだ」と言うとても現実的な理由で、沖縄のお店に発注。(あ、もちろん三線の音色に惹かれたのは言うまでもありませんが。。) 沖縄からカナダへ海を経て渡ってきた三線。日本の音の素敵さに、最高に感動してしびれまくったのを覚えてます。 「音色や」というお店から買ったのだけど、さっき調べたら去年既に閉店してたみたい。。。 残念! と言うのも、ここのお店の方に本当に良くしてもらったのです。 この三線は合皮で元々お手頃なセット商品。「初心者から始められる」という事で、練習本も一緒になっていたもの。 それが「海外だと送料も結構かかるから」という理由で、交渉すらしなかったのにセット価格からさらに値引きしてくれた。 そして海外でパーツが壊れたら不便だろうと、セットに含まれていないカラクイ(糸巻き)や弦などの備品も無料でつけてくれた。 そして上の写真にあるように、沖縄の海の写真も。裏には店長さん直筆のあたたかいメッセージが。 その頃カナダのいい加減さと合理主義に神経を半分やられていた自分は、ものすごくあたたかくて素敵で繊細なこの心遣いに完全にノックアウトされました。 なけなしの安月給で買った廉価な三線が、ものすごく貴重で大切な一本に思えました。 ずっと前にもこのブログに書いたけど、その2年後に帰国して奄美大島へ滞在した時、弦を替えて奄美の調弦にして三線を習いに行きました。 「これ安く買った物なんですけど、他にも一本いい三線が欲しいと思ってるんです」 とその時の師匠に相談したら、 「何をおっしゃる。値段なんてどうでもいいですがな。楽器と言うのは値段じゃなくて音が全てなんです。これいい音しますがな」と。 この三線を販売してたお店の店長さんも、値段に関わらず自分が惚れた音を出すものだけを選んで扱ってるって言ってた。 なんかそう言うのを、当時送られて来た物一式を見ながら思い出しました。 じーん。 思い返しながら、沖縄用の白い弦を張り直しました。 置きっぱなしで全然触ってなくてごめんよ。 もうじき活躍してもらうからね!三線! お店の方、元気かなあ。