わが心の奥に住む
ただ一人の愛しい人よ

与えられたさだめに 逆らうこともできずに
海へと去って行った 答えもなく

昔わたしを抱いた手は
遠く見知らぬ国で眠る

袂にすがり泣いた日の
淡き最後の面影よ

若きままの君を わたしは追い越してゆく
行き場のない願い 届かぬまま
 
抑え込まれた悲しみよ
せめていつしか君に会わん

この記憶の中にある
夢とともによみがえる
あの時君が 預けた命
あの時君と 交わした誓い

授けられた名誉は 誰のためのものなのか
戻らぬ人への 言い訳なのか
与えられたさだめに 逆らうこともできずに
空へと消えて行った 答えもなく

遥か彼方海の外
一人眠る君へ歌う

(2009.2)

  • 曲解説

  • 戦争で亡くなった兵士へ捧げる歌です。

    うちの祖父は第二次世界大戦中の海軍にいて、ラバウルで戦死しました。
    残された祖母の目線で書いた曲。

    この歌詞を書く前に、当時の兵士達が家族へ宛てた手紙などの資料をいろいろネットで調べていました。
    また、祖父の海軍時代の写真や、亡くなった時に友人兵から送られた実際の生々しい手紙を読みました。
    かなり強く衝撃を受けた想いを歌にしています。


    コメント

    兵士へのララバイ — コメントはまだありません

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