朝から降りしきる雨
乾いたこの胸にしみる
あれからずいぶん時がたって
いろんなことが変わったね
窓の外 傘をさす人
あれがあなたなら あなただったなら
鳴ることのない電話
繋ぐあてもなくただ雨音数える
静かな優しい音
悲しくなんかない
夕方降り続く雨
乾いたこの肌を濡らす
あのとき急に旅立った
あなたが呼んでいるようで
遠くに 聴こえる足音
あれがあなたなら あなただったなら
行くあてのない言葉
繰り返してただ雨音数える
ずっと鳴り止まぬ音
悲しくなんかない
(2012.7)
- 曲解説
2001年に書いていた詞を掘り起こして書き直し、11年越しに歌にした曲。
短くシンプルな曲なのですが、コードでいろいろ遊んで明るくも暗くも聴こえるような歌にしました。