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ジルの話

ところで、自分がピアノ(キーボード)を習った先生の話をさせてください。 私はカナダ留学をしていた時、1年次には歌を専攻していたのですが、楽器を満足に出来ないもどかしさから、2年次にキーボード専攻へと変更しました。 キーボード科は、ジルという男の先生が担当していました。 ジルからはキーボードだけではなく、楽曲のアレンジやフィルムスコアリングも教わりました。 (ついでに言うとカナダ人のいい加減さも。。。) 彼はケベック出身のフランス系カナダ人で、元々英語が話せない人。 若い時にバンクーバーに移ってきたので英語を覚えたものの、話すアクセントはかなりケベック系フランス語訛りで聞き取りにくいことこの上ない。しかも母国語じゃないからたまに間違えた英語を話す(らしい)。 カナダでは「Crazy French(イカれたフランス人)」と言う言葉をよく聞きました。 ハウスメイトとして一緒に住んだ何人かもフランス系カナダ人でしたが、フランス系の人達は、一般的なカナダ人よりもさらにいっそう喜怒哀楽が激しく、自由でおしゃべりで豪快で陽気な、個性的な人達が多いのです。 ジルも、典型的なクレイジーフレンチの一人。 と言っても一見あまりフレンドリーではなく、とっつきにくい怖い感じの印象で。 一番最初のプライベートレッスンの時、怖くて緊張して思うように弾けなくて(しかも何言ってるかよくわかんないし)、しょっぱな泣いてしまったのを覚えてます。 才能あふれる生徒達がたくさんいる中、自分は弾き語りで精一杯なレベルで。しかも英語もたどたどしく、常に劣等感を抱えてました。 でも彼はカリキュラム通り進めるようなインストラクターではなく、「単位は心配するな。そんなんどうにでもするから自分のスタイルで弾けるようになるのを目指せ」と励ましてくれ。 一度打ち解けたら、彼ほど愉快で型破りで生徒のことを熱心に考えてくれるインストラクターはいなかった。 作った歌を弾き語りしたら、隣で涙してくれたジル。 レッスン中にあまりにもへたくそに弾き続けたら、隣で寝ていたジル。 自分のラジオ番組に出演してもらい、インタビューのBGMに彼の曲をかけていいか聞いたら「メインでかけるのはいいがBGMはダメだ」と拒否ったジル。 あたしの言う言葉や仕草にいちいち反応して大笑いしてたりもした。 そんなジルがどれだけクレイジーかと言うと、この写真。 そんでもってビデオ。

全て自分であらゆるキーボードや機材を繋ぎまくって、文字通り手足と口まで使い完全一人で生オーケストラをしてしまうのです。 何回か私たち生徒にその製作行程やデモを披露してくれましたが、あまりのすごさに驚愕し、大笑いするしかなかったのを覚えています。 ステージでは着ぐるみ着たり手品まではじめたりする。 14歳の頃からプロとして多方面で活動している彼は、エンターテイメントを地で行くような人です。 一体なんなんでしょう。もーー、大好きです、この変人&奇才ぶり。 ちなみに彼の息子は、マウンテンバイクはもちろん一輪車で山のトレイルを下るということをしています。 血は争えないと言うかなんと言うか。。 ジルと会ったり話したりするたび強烈に刺激を受けるのはもちろんですが、彼の生徒としてある程度恥じないようなパフォーマンスが出来るようになりたいと思います! あと、ぶっとんだクレイジーさも見習いたい。。 80年代に一度東京でライブをしてスター扱いを受けたと言うジル。 また日本でライブしたくてしょうがないらしい。 なんとかして出来るようになれば。。。と願う今日この頃です。]]>

Posted in レッスン - Lessons

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2 Comments

  1. Happy

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    こんにちは。
    ジルさん&息子さん最高ですね。
    素晴らしい先生との出会い。
    ステキです☆
    つっちーさん、ライブがんばって下さいね。お身体、大切にして下さいね♡
    Happy Merry Christmas♪♪♪

  2. YUKIKO

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    >Happyさん
    コメントありがとうございます!
    ところで!メール、今日初めて見ました。。(・・;)
    yahooのスパムフォルダに入ってたみたいです。
    すみません!写真ありがとうございました!!
    今頃気付いてごめんなさい。。。
    そちらも元気でよいクリスマスを!!

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