ああ 風にそよぐ花よ
ああ 山を染める木々よ
慣れた場所に 別れを告げることは
この先幾度 あるのでしょうか
ああ 空に踊る雪よ
ああ 闇に浮かぶ月よ
目を閉じると こんなにも近くて
目を開けると こんなにも遠くて
ああ 海を馳せる波よ
ああ 川を流る落ち葉よ
(2007)
- 曲解説
留学時代、和を取り入れたくて作った曲。住み慣れた街、生まれ育った街を懐かしむ歌です。
最初はシンプルにピアノの弾き語りだったのですが、最小限のモチーフで作るミニマリズムという手法で書き直しました。
それぞれの楽器が一つのモチーフを延々と繰り返しています。
三線とピアノはリバースで同じ旋律をたどっています。
何度か生のフルートもしくは尺八を入れて作りなおそうと試みたのですが、なかなか思うように定まらずMIDI音源のままになっています。三線は生楽器。
三線、そしてアップライトベースの弓弾きにピアノが入って最小限の旋律でやるため、少しでも音が狂うと大変。ライブでやるのはかなり至難の業でした。